ゴキブリを家で見かけたらパニックになる貴方。
体がなんとなく痒いのだけど、もしかしてダニがいるの。
ネズミにパソコンケーブルをかまれて、仕事にならなかった社長さん。
羽のあるアリがいっぱい飛んでるんだけど、どうしたらいいの。
人を不安に陥れる昆虫たちを、総称して害虫と呼んでいます。
その害虫たちとの、日常の格闘をユーモラスに記録している実録日記です。

新築間もない住宅で、ネズミの被害を受けている施主から、
駆除や調査のご依頼を受けて、訪問してきました。

居間と浴室を隔てる、木の引き戸ですが、写真で分かるよ
うに、木戸の端っこを噛まれて木くずが散乱しています。

また、被害が多かった生活域の天井裏の上部区域では、
ネズミのフンが散乱していることも判りました。



写真で分かるように、電気の配線の上もネズミが歩いて
痕跡が分ります。これでネズミが噛みつけば、漏電です。

診断の結果は、「家じゅうネズミだらけ」ということで、
息の長い駆除施工が必要なことが確認できました。

あなた様も、「あれっ？」と思うような現象を見かけたら、
被害が拡大する前に、専門家にご相談ください。

写真は、とあるショッピングセンターの壁の様子です。

白い壁材に、ギザギザの穴が開いていますが、これは
クマネズミが齧った痕跡です。また、黒く見える汚れ
は、そのネズミの足跡です。

ネズミは汚れた手足で、穴を開けた壁から出入りする
ので、その個所がこのような状態になっています。



更にこの写真の銀色の部分は、大量に洋服を掛けてある、
大きなハンガー壁の、鉄製の枠です。

銀色の表面にある、点々は、ネズミの手足の触った跡です。

深夜、壁の穴から出てきて、洋服を釣るしてあるハンガーの
上を歩いて、お店の飲食物を食べて、朝になったら、ここを
通って、室外に出ているわけです。
当然駆除を開始しました。

年間５０００か所以上で、駆除施工を行っておりますが、
この事例は、非常に珍しく、驚きを越えて怖さに震えま
した。

普通の人だと思って親しくしていたら、精神異常者だっ
たと、突然気付かされる事件に、巻き込まれた時のよう
な、そんな驚きです。

写真の赤いカコミにある穴は、ネズミが開けた穴です。

ここはコンクリートの壁です。

床下を進み、床下収納を囲むコンクリートの覆いを突破
し、地中から開口させて、その掘り出した土を表に積ん
で、周りにフンを痕跡に残している様子です。

感心するどころではなく、こんなことをする能力がある
というなら、そこらじゅうの家の、コンクリートの壁が
穴だらけになります。

この被害を及ぼしたネズミの駆除行うことは、弊社の業
務ですが、どんな奴なのか、「面（つら）？」を見てみ
たいものです。

日々の業務でラットの駆除を行ってはいますが、ターゲットが、
我々の資材にどのようにアプローチしているのかを定期的に点
検観察しています。

こうした観察が、有効なラット駆除を行う上で大切なことだと
考えています。