ゴキブリを家で見かけたらパニックになる貴方。
体がなんとなく痒いのだけど、もしかしてダニがいるの。
ネズミにパソコンケーブルをかまれて、仕事にならなかった社長さん。
羽のあるアリがいっぱい飛んでるんだけど、どうしたらいいの。
人を不安に陥れる昆虫たちを、総称して害虫と呼んでいます。
その害虫たちとの、日常の格闘をユーモラスに記録している実録日記です。

ゴキブリよく見るんです!

飲食店から、ゴキブリの駆除管理(専門的にはローチコントロール)の
依頼が寄せられる場合、この「よく見る」という状態は、調査すると、
このような結果になります。

「すぐ対応してください!」と言われるのですが、人の病院と同じで、
明確な状況を把握して、それに必要な方法を検討して作業に掛かります。

いわば、お客様をお迎えする飲食店が、衛生害虫管理を節約して、こん
な状況になる前に、まずはお店としてのマナーやルールを学ぶべきと、
私は日頃考えています。

飲食店、お客様をお迎えするあらゆる施設では、当たり前の管理です。 
公共のホールでの法定消毒

法治国家でありますから、様々な約束事があります。

市民の方々は、ご自身の専業分野の法律には詳しいのですが、他
分野のそれには疎いものです。

私も同じです。

写真は、巨大な公共のホールを全館に渡り、害虫駆除作業を行っ
ている様子です。・・・とは言っても、害虫がいる訳ではありま
せん。

陽の射し込まない、常時うす暗いホールでは、こうした管理をし
ておかないと、ダニ、ゴキブリ、水生発生昆虫などの小さな生き
物が大量に発生するする可能性があるのです。

そこで法律に準拠した駆除管理を行うのです。

悲しいことがあって、涙でレンズが曇っているのではなく、1μ
(ミクロン)の超微粒子にした薬剤を、建物の空間と言う空間の
全てに充満させ、スキマの微生物まで駆除しています。

全館ですから、核心部のホールをはじめ、トイレも、楽屋も、出
演者のシャワールームも、食堂も全て行います。

点検を重ねながら丁寧に行う、大変な作業の一つです。

「引きこもり」イコール「不衛生生活」

写真は岡山市内のマンションの一室です。

壁に点々と茶色い点?しみが見えますが、これが何か
と申しますとチャバネゴキブリのフンです。

フンから立ち上るフェロモン臭が充満していて、部屋
に入るなり吐いてしまいそうになります。

これまで借りていた人が、引きこもりで、食べた食材や、
カップ麺の汁の入った容器を何年も何年もそのまま放置
したため、ゴキブリが大繁殖。

共益部分の通路やベランダにも、頻発し、周辺住民から
の苦情で発覚しました。

こんな所に住んでいたと言うのですから、驚きです。

もちろん賠償請求して、退去して頂いたのですが、その
後が大変です。

流し台を動かすと、写真のように佃煮にできるほどの、
ゴキブリの死骸。

3DKの間取り全てにゴキブリが大量に生息しています。

まずは一期工事として、殺虫薬剤による殲滅!

一匹のゴキブリで、大騒ぎされる人がいるかと思うと、
ここまでの惨状も全く平気な、引きこもりの大人。

いずれにしても大変なことです。

公の有料利用施設の衛生管理業務


私共の業種では、建築物に関する衛生の法律に準拠して、
公の建物に関しても管理を進めております。

冒頭の写真は、自治体なら割とどちらでも所有運営して
おられる温水プールの建物です。

例えばこの建物が、無料で市民に開放されてる場合は、
法律を厳密にみると、公としては衛生管理の必要が一切
ございません。

しかしながら、入場料や会費などを徴収して運営する場
合は、興行と言うような観点からとらえられて、衛生管
理が必要になります。(水質の管理ではなく、建物内の
衛生害虫管理とご理解ください。)

以前は必要とされていなかった、岡山県の総合グラウン
ドについても、スタジアムや、体育館では、有料の試合
を興行するので、現在は管理を進めています。
ゴキブリ屋敷にしたくなければ、外国人には生活教育を!

写真は、過日駆除をした、外国人労働者の寮における収穫物です。
住みはじめて1年で、寮の居室がこの状態です。
秤にかけたら、たぶん一キロ以上のチャバネゴキブリです。
数にして千数百匹でしょう。

外国人労働者の派遣事業が盛況な模様ですが・・・
私は、入国時の研修で、『日本式清潔』、『日本式衛生』を教
えておいて欲しいです。

年間、50ヶ所程度の、外国人労働者宿泊施設(寮)の
害虫駆除を要請して頂きますが、誠に酷いことになっています。

今回は、居室使用中であっても、余りにも酷いので、総務部の方
から、緊急駆除の要請を受けましたが通常、期間満了で入れ替え
時期にしております。

日本で学ぶのは職業技術だけではなく、日本式清潔生活も学んで
母国に帰国後も、それを実践頂きたい気持ちです。

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