岡山県南では、毎年ゴールデンウィークを過ぎて
気温が安定し上昇してくると、毛虫の被害の問い
合わせが急増して参ります。
毛虫が庭に大量に発生すると、毛虫自体に触らな
くてもその毛が飛んできたりして、洗濯物に付着、
それに触れて皮膚炎(アレルギー反応)を発症す
るような被害も報告されています。
今回、ここで紹介する庭や街路樹の主たる毛虫は、
サクラ・ツバキ・サザンカ・フウ・カエデ・カキ
・スズカケノキ・バラ・クスノキ・ケヤキなど、
いずれも日本の庭や街路樹にある一般的な樹木に
発生する蛾の幼虫です。
どのような樹にも発生するように思われがちで
すが、それぞれが好みの樹があり、この3種が
次々に発生する庭もあります。
体には10万本以上の毒針を有し、毒針毛による
毛虫皮膚炎を発症させます。
接触して直ぐに発症する人もいれば、1~2日後に
強いかゆみを伴って、紅斑、丘疹が多発する人もい
ます。症状は人まちまちですが、毒針は細く軽いの
で、風に吹かれて、付近の洗濯物などに付着すると、
それを着用すると被害に遭い、発症するケースが大
部分です。