※アメリカシロヒトリの成虫の写真

岡山県南では、毎年ゴールデンウィークを過ぎて
気温が安定し上昇してくると、毛虫の被害の問い
合わせが急増して参ります。

毛虫が庭に大量に発生すると、毛虫自体に触らな
くてもその毛が飛んできたりして、洗濯物に付着、
それに触れて皮膚炎(アレルギー反応)を発症す
るような被害も報告されています。

今回、ここで紹介する庭や街路樹の主たる毛虫は、
サクラ・ツバキ・サザンカ・フウ・カエデ・カキ
・スズカケノキ・バラ・クスノキ・ケヤキなど、
いずれも日本の庭や街路樹にある一般的な樹木に
発生する蛾の幼虫です。

どのような樹にも発生するように思われがちで
すが、それぞれが好みの樹があり、この3種が
次々に発生する庭もあります。

アメリカシロヒトリの幼虫(刺咬などは無害)

毛による炎症などは無いのですが、食欲旺盛で、
大きな葉を、またたく間に葉脈だけ残すほどに
食い荒らすので、サクラなどの新緑は無残な景
色になってしまいます。