平成２７年１２月１９日は、『社団法人認知症の人と家族の会』のセミナーが開催され、私は賛助企業として、参加して参りました。会場では、長年の賛助会員ということで多くの大企業がおられる中を代表して、私が舞台であいさつをさせて頂きました。

認知症と言う病気はとても大変なもので、本人のみならず、その家族にとっては人生を大きく転換させられることもある病です。本人も辛いけれども、回復の見込みがない、徐々に衰えて行く状態が、気が遠くなるほど長く続くと言うことで、家族は多分もっともっと辛い思います。

私は、上場企業のサラリーマンとして、仕事に脂がのり、本社に戻り、同期の誰よりも先頭を走るエリート街道まっしぐらの時に、父が介護を必要とする病で倒れ、亡くなるまで12年間向かい合いました。

岡山と東京とで離れていましたが、最初は「どうにかなる」と、高を括っていたのですが、全くの見当違いでした。

嫁いでいた妹は「お兄ちゃん！嫁に行った私もここまでしているのに！」、そして母は「あなたが戻ってこないなら、お父さんを殺して私は自害します！」という兄弟実母から脅迫めいた電話まで受けるような始末でした。

3年掛けて、東京での仕事に蹴りを付け、惜しまれながら岡山の支店に戻りましたが、大変な毎日でした。

これ以上、支店の皆に迷惑が掛けられない、あるいは生活を維持するためにもお勤めの仕事では立ち行かない・・・など様々な壁が目の前に現れ、「怯むことが無かった。」というとそれは嘘で、何度も挫けそうになりながら、ひたすら前だけを見て、全く経験が無い仕事で会社を創業し、そんな私に愛想を尽かせた妻と離婚もし、それでも未来から来る時間と真っ向勝負しながら、その法人を成長させて、現在、決算年度で16年目を走っているところです。

父は8年前に他界しましたが、病室で悲しくて泣いたと言うより、ホッとして一気に疲れが噴出して、思わず出たのは「ヨッシ！」という、驚くほど前向きな言葉でした。

今考えると、これは私にとって大きな試練でしたが、設立した会社が多くの皆様に愛されて、牛歩の速度であっても少しずつ大きくなっているのは、この介護を通じて学んだ「心」が生きてきているからです。
ある意味で、父が残してくれた一番大きな財産だったかもしれません。感謝です。

父が残してくれた私の「心」は、私の「脳」の中に有ります。

人間の脳は、その人の素晴らしい人生の中で、学習したり経験したことによって築きあげられていきます。
これはこの広い世界の中で、決して他に存在しない自分だけのものです。
自分自身の物であって他には無い、唯一無二の自分の脳が、「知性」「感情」「意志」を支配し、更には人の体のあらゆる機能をコントロールしています。

こんな素晴らしい機能を持つ「脳」の中に、私たち人間の「心」があるのです。

人間にとって一番大切なものは、その人が持つ「心」だと思っています。
その人自身の持つ「心」に、他人が入りこめるものではありません。
そのようなことができる人はいないのです。
その入り込めない「心」は、脳の働き（機能）によって開かれていくのです。
脳の機能の一部であった「心」が、きっと最終的には、脳を越えて、その人のみならず人類全てを覆い尽くす「大きな心」に育っていくのだと信じています。

そして更に、「心」は人に伝わらなければ、その値打ちがありません。
その伝える手段が「コミュニケーション」です。

私は近々、きちんと挨拶をしておきたいと思う人がいます。
挨拶を正式にすると言うことは、そのある人の「脳」に働きかけを行うということです。
その人の心を開いて、私とコミュニケーションができるように一歩前進する関係に、私がスタンスを置くために、
その人の「脳」に対してアプローチを行おうと考えています。

伝わるかどうか・・・・・難しいことなのですが、乗り越えられない壁は無いと私は考えています。

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有限会社白神環境衛生消毒は、岡山市に本社を構える害虫駆除会社です。

害虫駆除と一口に申し上げましたが、シロアリ駆除、キクイムシ駆除、ハエなどの飛来昆虫類駆除の他、
ゴキブリ駆除、ネズミ駆除、イタチやハトなどの小動物防除をはじめとして
時に生活区域において脅威となるハチ、蚊、毛虫駆除なども請け負っております。
上記のような駆除の他、国宝や重要文化財に対する毒ガス燻蒸による建造物の保全や
建物内部の衛生管理のための薬剤散布も行なっております。

人に有害な生物の活動を人の生活を害さないレベルまで制御することを
ペストコントロールといいます。

白神環境衛生消毒は「正しいことだけを行い、不必要ことまで行わない。」を主眼に、
多岐にわたるペストコントロールを専業にしています。

このブログは、そんな白神環境衛生消毒の代表である白神久志が、
日々の生活の中で気づいたことやお伝えしたいことを徒然なるままに記したコーナーです。

今後は定期的にその都度アップして参りますので、どうぞお楽しみくださいませ。

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